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藤田 嗣治TSUGUHARU FOUJITA

東京美術学校(現在の東京芸術大学)を卒業後、27歳で渡仏した藤田は、ここで、ピカソやモディリアーニ、スーティンらと親交を結び、当時の最先端の芸術であるキュビスムやシュルレアリスムを学びます。
第一次世界大戦が勃発すると作品が売れなくなり生活は困窮を極めますが、戦局が終結にむかいだすと、藤田の絵も徐々に売れ出し、独特の「乳白色の肌」の表現が大いにパリをわかせます。
勲章を受賞するなど、フランスで彼の名を知らないものはいない、といわれるほど大きな成功を収めた彼は、1933年に日本に帰国し、第二次世界大戦が勃発すると、小磯良平らとともに従軍画家として戦争画を描きます。しかし、敗戦後の1949年この戦争協力による批判が高まり、ついに嫌気が差して日本を去り、2度と帰国することはありませんでした。
1955年にフランス国籍を取得し、1968年にはガンのためスイスで死去しました。

”Grand foud blanc”(すばらしい白地)と称賛された、乳白色の滑らかな下地を創案し、その独自の下地の上に面相筆で細く繊細な輪郭線と、薄いぼかしによる陰影をのせていく画法を確立した藤田嗣治。
自己の技法を見だしてからは、終始細い描線とわずかな色彩による極めて独特な絵を描き続けました。『室内、目覚まし時計のある静物』(1921年、パリ市近代美術館)他、代表作の多くは海外の美術館に収蔵。国内では秋田市平野政吉美術館に多く所蔵されています。
画家本人は乳白色の制作方法を公開していませんでしたが、近年の研究により硫酸バリウムと炭酸カルシウムと鉛白を用いていたことが明らかになりました。

藤田 嗣治の作品一覧

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