1929年ポーランド生まれ。
シチェチンの工科大学を経てワルシャワ工科アカデミーに進み、上級建築設計士の資格を得て1954年卒業。
1960年、初志であった画家としての道を決意。1963年、ポーランド美術家協会のメンバーに迎えられる。
1980年以来、スイス・バーゼルにアトリエを構え、スイス、フランス、イタリアなど広くヨーロッパで活躍。
ミュシャ、シャガール、スーティン、キスリング以来の東欧から出た才能として大きな注目を集め、ポーランドばかりでなく、ヨーロッパを代表する画家の一人として多くの重要な国際展に参加。
「色彩とフォルムのシンフォニー」あるいは「心象のファンタジー」を描くと評され、後期印象派以降のキュビズム、表現主義などの絵画潮流を超えて、独自の瞑想的雰囲気につつまれた誌的世界を描いている。
特に近年は色彩のひときわの冴えといっそう緊密な構成をもとに、綿と色彩とフォルムという造形言語で画家自身の経験、官能と感性を表現している。