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モーリス・ユトリロMaurice Utrillo

1883年12月26日、パリのモンマルトルに生まれた。母は女流作家スザンヌ・ヴァラドン。父のボァッシイはアル中患者で、モーリスを認知しなかった。その後、1891年、スペインの美術評論家ミゲル・ユトリロの養子となった。
17・8歳の頃から飲酒癖が始まり、1901年にアル中の症状を起こし、医療を受けた。
その治療の目的で、絵を描きはじめた。初めは母の画風の影響を受け、その後ピサロのあとを追って、印象派画風に入った。1907年から、白の時代(1912年ごろまで)が始まった。サロン・ドートンヌに出品したのは、1909年が最初である。
放浪と乱酒は彼の精神をいため、ときどき入院や監禁のやむなきにいたることがあった。1912年のブルタニューやコルシカの旅行は、自然の美しさが彼を元気づけた。しかしパリに戻ると、またも酒に耽溺して、狂態を演じては入院するのだった。
最初の個展を開いたのは、1913年である。1918年に、酒のために心身をそこね、レピクピュスの病院へ入り、やっと退院してモンパルナスへ戻った時、同じ宿命の画家モジリアニと逢った。しかし、その夜のひどい酔態のために、また病院へひき戻されてしまった。
脳をひどく悪くしてヴィル・ジュイフの精神病院へも入ったが、その不幸の状態の中から新しい画風が生まれていった。かくて色彩時代が始まる。彼は孤独の画家だった。師も友人もほとんどない。しかし、その孤独とひどい中酒性病患の生活の中から、美しい作品が次々と生まれていった。彼の心身は病的でありながら、その作品は繊細であり、健康である。
1936年、モーリスはポーウェルと結婚した。母のヴァラドンが死んだのは1938年である。
そしてボーウェル夫人が、母のように彼の面倒をみてくれた。1948年サロン・ドートンヌで彼の回顧展が開かれた。1951年にマルケやデュフィとともにサロン・デ・チュレリにモンマルトの風景を出品している。

モーリス・ユトリロの作品一覧

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